「ギグワーキング」は人手不足解消や生産性向上に本当に有効なのか?

急増する「ギグワーキング」とは

これまでの「クラウドソーシング」、すなわちインターネットを通じた「単発の仕事発注ー請負」が拡大したものです。

インターネットで職を探すフリーランス業への業務委託です。

スキルを持ちつつも在宅している主婦層を主に、時間給は安いけれど、隙間時間をうまく使って働いてもらおう、という働き方ニーズの多様性に着目したもので、副業解禁やシルバーの働き方改革も影響しています。

 低賃金で専門職を雇いたいが人材不足

↑ ↓ クラウドワークス、メリービル、ハコベルなど

隙間時間でスキルを活かして稼ぎたい

人材登録は今や700万人にも上っているようです。

一方、政府は最低賃金の引き上げでの生産性向上、ひいてはGDP拡大を目指しています。

気を付けたいのはそこです!

時給換算にすれば非常に安い、プワーワーキングになりかねません。

確かに埋もれている主婦層を中心とした人材を働きやすく活用する方策としては妙案だし、シルバーや副業にも一役買いそうです。

ところが、このギグワーキングというのは「正規雇用」ではありませんから、社会保険などの適用もなく、間違えば長時間労働の助長も考えておかなければなりません。

「隙間時間を上手に使って稼げる」のも確かですし、「企業はローコストで都合よく雇える」というのも事実です。

しかし、

最低賃金を実質引きとどめる流れになってくることも、政府も企業も働き手も考えておくことが、将来よい方向に発展していく上で大事ではないでしょうか。

 

 

 

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