『まず生き残れ! 儲けるのはそれからだ!』(ジョージ・ノロス)
日本はすでに貧困率(相対貧困率)、すなわち格差が深刻になっているのは知られているところですね。
2016年で15.7%、つまり6人に1人は貧困ということになります。
世帯可処分所得(1世帯で実質生活に使えるお金)がおよそ月10万円くらいまでのシングルマザーや国民年金だけで生活する老人、フリーター、フラリーマンなどなどが該当します。
一方、老後必要生活費は1世帯月26万円という試算があって(一人暮らしで16万円)、実収入は22万円(単身12万円)なので、▲4万円/月、人生100年時代では数千万円貯蓄が不足する、という数字までが歩き出しています。
なんというこのギャップ!
一人の落ちこぼれも出さない「総活躍社会」の実現に、立ちはだかる壁は相当高いと言わざるを得ません。
一方、働き手不足が深刻化して、外国人労働者の受け入れも増えています。長時間労働や賃金面での問題が深刻で、これでは優秀な外国人が日本に来ないとぼやく経済評論家も多くいます。
もちろん差別はご法度です。
それとは別に、
日本人が優秀ではない、とばかりの有名人の論調に甚だ違和感を感じるのは何故でしょうか。
日本を救う、日本人を救う、日本企業を救うにはどうすれば一番いいのか、もうそろそろ考えてもいい国際情勢となってきたのではないでしょうか。
SDGs
持続可能な開発目標
健全な経済活動のグローバル化をガイドし、行き過ぎた自然破壊や過酷な労働環境などのひずみを是正しつつ、健全な社会を持続的につくっていこう、という国際的な取り組みですね。
大きな枠組みとして、すばらしいことに異論はありません。
ただ、ざっくりとマクロ的。
目の前の患者さんである、個人的弱者、日本の中小企業、そこに働く人々。
ミクロにみると、大変な光景が日本に広がっていますし、何とかしてあげたい!
そこにコロナ
現時点の世界的な危機は序章、更なる本格的な生物兵器投入のまだテスト段階?という人がいる不気味さ!!
さてさて、
「コロナに負けず、末永く生きるための経営戦略」というタイトルには前書きが長くなってしまいました。
ではでは、
温故知新、故きを温ねて新しきを知る
私たちが何度もかみしめてきた言葉ですね。
この言葉からヒントを探っていきましょう。
【回り道を近道にし、災害を利益に転ぜよ】
➡ 普通は回り道を思われる道も、知恵を出せば近道となり、他者に先んじることができる、という訳です。
コロナ感染での自宅待機は、まさにビジネスのチャンスが転がっているようです。
【人間万事塞翁が馬】
➡人生における幸不幸は予測し難く、災いがいつ幸福に転じるかわからないものだ、という教えです。
コロナで自宅待機、自社の仕事の組み立てやムラ・ムダなど、見直すいい機会ではないでしょうか。
なんと見せかけの仕事をしていた人の多いことか! 気が付く新鮮な驚きがあるかも?
【生きてるだけでまるもうけ】
➡コロナで自宅待機、自社の仕事の組み立てやムラ・ムダなど、見直すいい機会ではないでしょうか。
とにかく、人も会社も生きていなければ何も始まりません。
とにかく、生きましょう。
まずは、運転資金確保。出費圧縮。
内部留保の多い会社も同様ですね。