「業務改善」の目的は何ですか!、と改めて問われるとまず
何と答えますか?
「業務の見直し」といえはカッコいいのですが、実は大雑把
な言い方。
話がキレイなのですが、具体性が見えないからです。
ですので、
業務の見直しは、企業にとって当たり前すぎるテーマであり
社内ではお題目のように唱えているのをよく聞きます。でも
本当に効果はどうなのか、
検証してますか!
もちろん、お題目のように唱えるのもいいのです。
そんな習慣が身につけば、それなりの効果は出るでしょう。
「門前の小僧、習わぬ経を読み」の類です。
ですが、より結果を出すためには、知恵を出さなければなり
ません。
そこでおススメなのがこれです!
「シンプルシンキング」という方法
「シンプルシンキング」について納得の記事がDIAMOND ON-
line(大嶋祥誉氏)にありましたので、参考になります。
この記事は、思考をシンプルに整理することで、感情をコン
トロール、上手く制御することで常に高いパフォーマンスを
発揮できるという「マッキンゼーのスキル」なのですが・・
基本はロジカル思考で、「問題を分ける」
骨子は
①感情の乱れ、モヤモヤをロジカルシンキングで2つに分解
→相手のイライラは相手の問題、自分の問題ではないと考え
ると自分の感情が乱れない。
~「自他の問題を分ける」~
②自分の力が及ばないことに対して思い煩わない
相手をよく観察し、相手の地雷を踏まない
~「コントロール可能な問題と不可能な問題を分ける」~
③不安や恐れが起こる確率、ダメージを考える。過大に思わ
ない。いたずらに妄想を膨らませない
④「事実」(客観的)と「意見・感覚」を分ける
⑤「問題」と「感情」を分ける
感情を取り除いて「なぜ」という「問題」にフォーカスする
さてさて、
この感情コントロールの技術をつかって「業務改善」を考え
てみましょう。
結局のところ
〇作業の効率化(作業改善)
〇不要作業の抽出
〇ITの導入
が定番なのでは・・
そこで
「業務の見直し」がお題目にならないための秘策とは何か
それは
原理原則に帰ること!です。
1目標の設定(理想像:あるべき姿)
2現状把握
3目標と現状のギャップから問題点の洗い出し
4具体的戦略について、選択と集中
5改善案をとことん突き詰める
6改善案を実施してみる
7アウトプットとして、生産性向上が図れているか検証する
以上について数値化してPDCAを回すこと
秘策とは「当たり前のことをする」ためのメンタルのことです。