売上アップに関して、復習しておきたい基本原理と鉄則 

売上アップ、すなわち営業力向上について、鉄板の鉄則という売上アップ、すなわち営業力向上について、鉄板の鉄則というのがあります。

一店舗から中小企業、大企業という事業者の大小、提供している商品やサービスによって当然ことなるといっても、その基本原理というのは共通のベースにあります。

ざっくりと、これを
売上=「売るもの」*「売り先」*「売り方」

と分解すると、

売上を左右するもの
=「商品力」*「誰に売るか」*「どのように売るか」

となる訳で、これが「マーケティング力」ということになります。

国税庁の調査によると、黒字法人の割合は凡そ3分の1となっていて(2015年度)、およそ3分の2がトントンか赤字です。

全体のほぼ99%を中小企業が占めていますから、ほぼほぼ中小企業の現状ということになるのではないでしょうか。

売上が伸びているときには、さほど気にならない経費の方も、売上が鈍ったり、下降線を辿ると「経費節減」に傾注しなければいけなくなります。

もちろん、
成長を続ける企業でこそ「コストコントロール」による利益の蓄積が大事なことはいうまでもないのですが、経営者の立場からすると、売上が鈍り、経費節減に力が入り過ぎると「売上」に傾注できにくくなります。
そして
悩みが増え、頼りになるスタッフが少ない中小企業の経営は悪化の方向に向かってしまいます。

いわゆる負の連鎖、デフレスパイラルのようなものですね。

この段階では
「売上」-「経費」➡ 利益
ですから、
1 全体として経費の節減ポイントを探す
2 個々の商品・サービス・事業の粗利率から貢献利益率を確認する
3 同上で、経費の節減ポイントを探す(原価の見直し)
4 売掛金の回収(滞っている売掛金の回収)
などの手を打って、とにかく経営をトントンに戻すことが大切となります。

💎まずは売上アップ

このように、売上が無いことには何も始まりません。
では「売上」をどうアップするのか、ポイントを挙げてみます。
標準的な手法さえも手掛けていなければ、ほぼほぼ「売上アップ」など望むべくもないからです。

ではでは、

標準的な手法とは、
・・・・次回詳細に取り上げます。

そして「マーケティング」
・・・・ドラッガーを復習しましょう。詳細は次回とします。

さらに「集客」と「セールス」
・・・・次回に取り上げます。

生産性向上に必須なのはアナログ戦略かデジタル戦略か

先進国で最低といわれる労働生産性の向上ですが、今は日本の喫緊
の大きなテーマでとなっています。なぜなら、GDP拡大に大きく関係
すると見られているからです。

さてさて、

今や身の回りいたるところに「デジタル」環境があので、なおさら
デジタルからアナログへの回帰は、長年創造性を培う場面で説得力
をもって語らてきました。

ところが、

ここにきて再びデジタルが世の中を席捲「デジタル」と「アナログ」
がせめぎ合っています。

さてさて、

「デジタル戦略」

と銘打って、名うてのコンサル会社もセミナーを開催しています。

その主旨は「IT時代にあって、経営判断に求められる制度と速度
が向上している」(船井総研)

つまり「膨大なデータの蓄積とその活用が大事」という訳で、AI
の思考ベースとなる、膨大なデータは物凄く大事という趣旨です。

別の言い方をすると「AIの効果的活用が大事」ということです。

AIが企業の命運を握る時代には膨大なデータを処理し活用する能力、
いわば「デジタル戦略」が中小企業にも必要だと主張しています。

もちろんその通りです。

ただ、じっくり考えておくところもあるようです。

例えば、AIだってファジーな出力に何れ対応していくでしょう。

問題は大企業ではなく、99%を占める中小企業の問題。

これまでも、効率化の目玉として「システム導入」などがオフィス
革命の中心となっておこなわれてきました。

すると、

実際、飛躍的に便利になった反面、余計な作業も増え実際どの程度
効率的になったのかは、あいまいな部分もあった、これは事実です。

人の問題をセットで解決しきってないからです。
難しいのです。

しかし、しかし、

話は「生産性向上」に戻ります。

今や生産性向上については「待ったなし」です。ついて
いけない中小企業は存続すら怪しくなってくるほど、事態は切羽詰
まっています。

ですから、

働き方改革で、ITの効果的導入は必要で、かつ絶対に成功させなけ
ればなりません。

船井総研の唱える「デジタル戦略」とは、最適なITと業務運営(人)
のマンマシンシステムに、最適解をもたらすにはどうしたらいいか、
という課題を突き付けられます。

とにかく

それだけグローバルな競争の中で企業が発展存続していくには、
大変厳しく、対応が急がれる状況に日本企業が置かれていることは
間違いありません。

といっても、

創造性の元となる「アナログ思考」を停止していては、破壊的なイ
ノベーションを生み出すベース自体が失われてしまう恐れもありま
す。

「デジタルとアナログは車の両輪」

デジタル勝負だけでは、ちょっとそこらの大企業でも、GAFAなどの
巨大企業には太刀打ちできないことを肝に銘じておくとしたら、中小
企業などはもっと「アナログ」も大事にしておきたいものです。